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屋根の漆喰とは?劣化症状と漆喰補修(詰め直し)工事の工程を解説‼

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テット・ワンです。

目次

漆喰(しっくい)とは?
・瓦屋根と漆喰の役割
漆喰補修のタイミング
漆喰補修工事の工程

1.漆喰(しっくい)とは?

漆喰は消石灰を主原料とする日本伝統の塗り壁材です。日本では様々な箇所で使用されています。屋根や外壁や天井、また日本にあるお城などにも利用されています。屋根瓦の一番上の箇所にある棟と瓦の隙間を埋めているのが漆喰(しっくい)です。

画像にあるように白く塗り込まれている所を漆喰と言います。

瓦屋根は他の屋根材に比べて長寿命で50年~100年ぐらいと言われています。しかし、瓦屋根を固定するのに使われている漆喰は定期的なメンテナンスが必要です。漆喰は雨風や、日光、寒暖差により劣化します。劣化すると硬くなり、ひび割れや剥がれ、痩せてきたりして瓦を固定する力が弱くなってきます。そうすると、瓦がずれたり落下してしまうということもあります。

2.瓦屋根と漆喰の役割

瓦屋根についてご説明いたします。

屋根の一番上の部分を『大棟』といいます。大棟は一番目につきやすい部分であり、瓦屋根では屋根の象徴とも言われるほど日本特有の施工で、日本の住宅らしさを表しています。

棟の最上部に雨仕舞の為にのせられている、丸型の瓦を冠(かんむり)瓦といい、その冠瓦の下に屋根の棟の雨水を表側と裏側に流すために熨斗(のし)瓦が積まれています。

繋ぎ目から雨水が入らないよう、つなぎ目に土を塗り込みながら位置をずらし3段から7段積み上げます。
屋根のデザイン上目立つ箇所の為、装飾やデザインなどを考えて段数を決めます。また、段数が多いほど雨水の侵入を防ぐことができるといいます。
棟の末端につける雨仕舞いの役割を兼ねた、装飾用の特殊な瓦を鬼瓦といいます。棟の切り口からの雨の侵入を防いでくれます。軒先に用いる軒丸瓦のことを巴瓦といいます。丸瓦の先端に巴がついた瓦で、使用される部分によって名称が異なります。

のし瓦の下には葺き土(ふきつち)があります。この葺き土(ふきつち)は棟を支える土台のような役割を果たしています。その葺き土(ふきつち)を雨水から守るのが漆喰の役割です。

棟瓦に隙間があると瓦がズレやすくなり、落下するリスクも考えられます。そのような事が起きないよう漆喰でしっかりと固定し、接着の役割も果たせます。

3.漆喰補修のタイミング

屋根の漆喰の寿命は瓦屋根よりも短く、15年~20年で表面が硬くなり劣化症状が見えてきます。

漆喰の劣化の状況を見ながら必要なタイミングで補修をしたいのですが、家の下からだと屋根を見上げても漆喰部分の劣化は確認しにくい事もあり、補修のタイミングを見過ごしてしまう事もあります。気づいたときには剥がれた漆喰部分から葺き土(ふきつち)が侵食され棟全体がダメージを受けているというようなケースもあります。地上から見えない時は業者に頼んでチェックしてもらいましょう。

漆喰の主な劣化症状
・漆喰のひび割れ
・棟の台土の流出
・漆喰の剥がれやぐずれ
・瓦のズレ

このような症状が見えるときは補修の時期と言えるでしょう。

4.漆喰補修工事の工程

漆喰補修工事とは、古くなった漆喰を取り除いた後、新しい漆喰を塗り込みます。

まずは、劣化している漆喰を綺麗にすべて取り除きます。葺き土(ふきつち)が見えるまできちんと剥がすことにより漆喰が綺麗に塗れ定着します。


古い漆喰を除去したら、清掃して綺麗にします。瓦のズレなどがあった場合は、漆喰を詰める前にズレを直します。葺き土(ふきつち)は漆喰を塗るための下地になる土の事です。この葺き土が棟を支える土台の役割を果たしています。葺き土をスプレーで濡らし下地を整えて完成させてから漆喰を塗り込んでいきます。


新しい漆喰を塗り込んでいきます。漆喰の厚さは、薄すぎず厚すぎずが大切です。これは熟練した技術が必要で、これぞ職人技です。薄ければ剥がれやすくなり、厚すぎるとのし瓦からはみでてしまいます。はみ出てしまうと雨水があたり、漆喰の崩れの原因となってしまいます。

瓦屋根は非常に複雑になっているので、DIYはお勧めいたしません。
漆喰の劣化状況の確認、補修のタイミングを調べたい方は無料調査をいたしますのでお気軽にお問い合わせください。

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